ローテクな方法でアナログ音声・コンポーネント映像の入力から出力までの遅延を測定した。HDMI入出力については未検証。
モノラル音声を再生し、オーディオケーブルのL端子をPCに直結、R端子をIntensity Shuttle(以下IS)経由でPCに接続して録音した。速度に影響があるかもしれないので、IS経由でPCにダミーの映像も送らせた。
録音した音声ファイルの波形を編集ソフトで表示し、LとRの時間差を詳細に比較したところ、1/100秒の目盛の1/10未満のずれしかなかった。念のため、LとRを入れ替えても同様の結果だった。
結論: Intensity Shuttleのアナログ音声出力の遅延は1/1000秒未満である。
映像はコンポーネント端子を利用して調べた。486p/60pの映像をコンポーネントケーブルで送り、3本のケーブルの内YとPrのみIN側に接続、PrのOUT側とPbのIN側を直結させただけ。Pbは主に青い色に影響するので、Prの映像がIS内での処理分だけ遅れて青く表示されるというわけだ。これを60fpsで録画し、コマ送り再生して検証する。
結果は、Pbの青い映像がPrの元映像から450ドットほど右にずれて現れた。また、PrとPbの変化は常に同一のフレームで起こった。
遅延は1ライン未満に見えるので、単純計算すると1*(450/720)/486/60≒1/46000秒となる。
結論: Intensity Shuttleのコンポーネント出力の遅延はゼロに近い。
今回の検証の範囲でも、コンポーネント映像をほとんど遅延なく外部ディスプレイに送信できることが分かった。アクションゲームのプレイ動画を録画したい方にはこのIntensity Shuttleは非常におすすめできる。スプリッタがいらないので、安上がりだし配線も簡単。一応ノートPCで使えるのも強み。
PCでキャプチャソフトを起動していないと外部出力されないのは残念。
また、導入方法が非常に分かりにくいので、覚悟すること。