伝説では、トニー・アイオミのギターリフは、バーミンガムの工場の旋盤の音からヒントをえたものだ、と聞いたことがあります。(真偽のほどはわかりません。)飛ぶ鳥を落とす勢い、特にアメリカにおける人気絶頂期に発表された4作め。レコーディングもアメリカで行われました。
冒頭のWheels of Confusionがまず、すさまじいです。メロウなギターソロが来たと思う間もなく、ガーガガーというリフ攻撃で最初から中盤までほぼ同じ。中盤からややドラマチックな展開を見せ、トニー・アイオミの独壇場となります。前作「マスター・オブ・リアリティ」では、とにかくベースの音が目立っていましたが、この曲に象徴されるようにトニー・アイオミのリーダーシップが徐々に増している印象です。続くTomorrow's Dreamは、シングルにもなった典型的なサバス・ナンバー。Snowblindは、コカインのこと。Cornucopiaは、前作をほうふつとさせるヘビーな曲。
ファーストから3枚めまでの人気に比べると「VOL.4」は、突出した人気曲がないせいか今いち素通りされている気がします。でも実はこの作品から、いろんな実験が始まって、70年代中期の作品へつながっていった気がします。自分としては、3枚めと同じぐらいに好きです。