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Biophilia: Deluxe Edition
 
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Biophilia: Deluxe Edition [CD, Import, from US]

ビョーク CD
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • CD (2011/10/18)
  • ディスク枚数: 1
  • フォーマット: CD, Import, from US
  • レーベル: Universal Import
  • ASIN: B005F908UI
  • その他のエディション: CD  |  LP Record
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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54 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD
先行で発表された1,3,7曲目を聴いた時は『Vespetine』に近いと思ったが、
全体を聴いた印象は『Medulla』に近いと思う。
(Bjork自身が「ちょっと物足りない」と手直しするために発売が1週間ほど延びたが、
アレンジにさほど大きな違いは見られない)

Bjorkのボーカル、おなじみの聖歌隊とプログラミングビート以外は
曲ごとに、不穏なストリングス、ハープシコード、と特徴的な楽器がひとつフューチャーされるだけで
“スッカラカン”な印象を受ける。
それはマイナス点ではなく、歌詞をじっくり読んでみれば分かるように、そのアレンジによって、
今作のテーマの“宇宙”を、無機質な空っぽの世界観を見事に表現している。

しかし、その簡素なアレンジによって一部の曲でメロディの弱さが顕著になるのは否めない。
ポピュラーミュージックとしてのBjorkを期待している人には薦められないが、
前衛的音楽家としてのBjorkを期待している人は満足できる作品だと思う。

______

タイトルに書いたように“音楽のみ”で評価する、この行為自体がナンセンスなのかもしれない。

ウェブサイトだけでなく、曲別に視覚的に遊べるiPadのアプリケーションとして発表、
それは教育目的にも作られておりワークショップも予定、
曲別に特定の音楽理論、自然をテーマにしているようで、
(tr1“Moon”の変拍子は月周期を元にしているらしい!)
それらをまとめたドキュメンタリー映画まで計画中とのこと。

Bjork本人も、それら全てをまとめて“Biophilia”というプロジェクトだと発言しており
このプロジェクトに本当の評価を下すにはもう少し時間(とお金)が必要らしい。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 檸檬 トップ1000レビュアー
形式:CD
7月末頃でしたでしょうか、渋谷陽一氏がパーソナリティを務めるFM番組で「クリスタライン」という先行シングルを紹介したのは。久々に聴く衝撃的な音楽に魂消たことと言ったらありませんでした。過飽和溶液とか過冷却水というものがあって、ほんの僅かな刺激(たとえば振動とか微小な欠片が落ちるとか)によって、それらは液体から固体へと一瞬にして相変化を起こします。ガムランっぽい楽器を伴奏に歌われるシンプルな展開からアーメン・ブレイク(後で知った)を一部サンプリングした、銃で撃たれるような性急なリズムや電子音の嵐降るコーダにそんな化学変化のビジョンがはっきりと見えたような気がしたのです。歌詞を読むと必ずしもそうではなかったようですが。

曲目からもわかる通り、ビョークは自然科学のことを音楽を通して表現しようとしたのだそうです。しかし、非常に呪術的な空気感もあって、60年代後半にニコが発表したThe Marble Indexという作品と似た雰囲気を感じました。ニコの歌にキング・クリムゾンやらピンクフロイドやらのエキスがブレンドされたような、大衆に媚びない、全く妥協のない非商業的な音楽...何か一言で表すことが自分として出来るなら現代音楽によるアニミズム表現と言ったところでしょうか。とにかく久々に聴く刺激的な音楽であります。
このレビューは参考になりましたか?
39 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ジョン・ドゥ 殿堂入りレビュアー トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD
「全14曲66分」という日本盤は中々ボリュームのある構成だ。
ビョークのアルバムを評価するのはいつも難しい。

というのも、彼女の音楽はPOPSではないからだ。そしてデヴュー時から際立ったメロディーというものが存在しない。
それは本作にも共通していて、先行したシングルを聴いてみてもその傾向は変わらない。
過激な打ち込み音と、ストリングスは相変わらずの手法だが、何か絵を描くように音楽を作っているような気がしてならない。

ビョークの音楽はどれも自由で、次の展開が読めないようなアドリブ感に満ちているのだが、本作を聴いてみて、「ビョークは本当はもっとアヴァンギャルドな音楽をやりたいのではないか?」という疑問が湧いてきた。
ちょうどその手前で、寸止め状態の音楽をやっている感じがするのは私だけだろうか。
それぞれの楽曲は、そうした衝動を何とか抑えてチャートミュージックぎりぎりのところで足踏みをしている気がする。

「テレグラム」というビョークのリミックスアルバムがあるのだが、ジャケットは日本の天才アラーキーこと荒木経惟が撮影した写真を使っていて、今でもビョーク本人は気に入っているという。
リスナーにしてみれば、リミックスアルバムは彼女の歌がちゃんとは聴けないので、あまり好まれていないようだが、ビョーク自身には常にこういう加工や破壊の衝動があるようにも思える。

本作は、というか本作もリスナーから「満点」で受け入れられるアルバムではないと思うが、彼女の中で燻っている「過剰」が、彼女の音楽に対するスタンスを変えてしまう可能性すら予感させる、面白いアルバムであることは確かだと思う。

公平に採点するなら4★、コアなファンとして採点するなら5★ですが・・・どうでしょう。
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