今回は、解説のスタイルを一新。辞書スタイルではなく、いわば英語で小説を読むためのコツを、読み物のスタイルで親切に解説している。たとえば最初はすべてを理解できなくとも、物語の進行に重要な部分を注意して読めば十分に楽しめること。また、英語の小説でのセリフの書かれ方や会話の役割なども教える。さらに、同じ強調でもvery、really、soではどのように度合いが異なるのか、avenue、street、roadをイラストにするとどんなイメージなのかなど、日本で辞書を見ただけではつかみにくい事柄を取り上げている。従来の解説は巻末の「ビッグ・ファット・キャットの三色辞典」にまとめられ、おなじみのやり方で難しい文や単語を解説している。
物語自体も解説も本格的になってきており、シリーズ前作はやさしすぎたという人や、すでにペーパーバックを読み始めているがわからないところが多いという人も、読んでみると参考になることがけっこうあるはずだ。
GHOST AVENUEとは、「世界からこぼれ落ちた者たちの集うところ」。そこに迷いこんだ経験が、今後のエドの人生にどんな転機となるのか。物語のこの先が楽しみだ。(佐々木順子)
登録情報
|
英文は前2作と比べてまた少し難易度が上がったように思えますが、相変わらずとても読みやすいです。堅苦しい英文ばかり触れてきた所為もあるかもしれませんが、キャラクター達が自分のイメージの中で自然に、それも生き生きと動いているその感覚が何とも言えません。今回は多少スラングも混じっていますが、ルビが振ってあるので読むのに差し支えありません。
前作と違って、今回の解説は形式が変わっています。3色で表した英文解説は巻末付録となり、本解説は読書感覚なスタイルで構成されている非常に読みやすいものとなっ!ています。一文一文解説していた前作と比べて、ある程度のパラグラフを少しずつ載せながら纏まった解説をしているので、解説を読む時の披露度もぐっと減少させていることに成功していると思います。巻末の3色辞典は読み方の確認等に有効です。
勉強するのでは無く楽しむための本ですから、楽しむついでに色々と英語の知識が身につくのならこれほど有意義なものは無いと思います。この本を通じて新たな発見や忘れていたことの再発見など、ある程度英語が出来る人でも得るものはかなりあると思いますので、初級者はもちろん、中級者にも広くお勧めしたい一冊です。
ですから、本書を手にとって、ちょっと難しく感じる方は、是非1冊目から順を追って読んでいただきたいです。いつの間にか、英語の本(絵本)を読むのが好きな自分になっていることに気がつくはずです。(BIG FAT CATのストーリーって続いてるんですよ。ご存知でしたか?レベルもシリーズを追うごとに少しずつ上がってます。)ホームページの洋書紹介なども親切な感じで、とてもいいんです。
洋書には日本語の解説がないのは当然。でも日本人向けに書かれた英語の本じゃ、生きた言葉は身につかない。私が感じていた物足りなさを埋めてくれる、まさしくかゆい所に手が届く一冊です。
このシリーズの良い点は、物語が面白い点です。一冊ごとに英語は難しくなっていますが、エドと猫の物語の先が知りたくて、いつの間にか難しい英語を読んでいる。しかも、難しすぎる部分は解説で確認もできる。
「顔をしかめる」なんて単語、学校で習わなかったでしょう。でも、あの、わがままだけど憎めないデブ猫がしょっちゅう「顔をしかめる」から、その単語を覚えてしまうんですよ。そうやって、英語っぽい英語が身についていくんじゃないでしょうか。
終わり方が、この後どうなるの?... 続きを読む
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|