ベティ・ライト、御歳60。
ここ10年も、ジョス・ストーンの発掘・プロデュース等を通じ、
70年代以前の " 本物のSOUL " が現代にも立派に通用することを世に知らしめ、
その確かな審美眼を証明してきたわけですが、
まさか、10年振りの新作がここまでカッコ良いとは。。。
プロデュースは、90年代末にエリカ・バドゥを世に送り出して以降、
クラシック・ソウルの復権に挑み続けてきた、クエスト・ラブ=ジェームズ・ポイザー!
まさに新・旧両サイドの「ソウル王政復古派」がガッチリとタッグを組んだわけですなあ。
それにしても、ここ数年のラブ=ポイザー組の快進撃には目を見張る。
’08年のアル・グリーン会心作
" Lay It Down " において遂に到達した
「昔のまんまが一番」という身も蓋もないアプローチは、一見シンプルにして、
その実、それを陳腐に響かせないための、相応の工夫が施されている。
この点、80年代にプリンス殿下が、やはり自らがリスペクトする往年のシンガー達を、
自らの最新サウンドに乗せてプロデュースした(そして必ずしも成功しなかった)のとは
対照的な感じ。(もちろん殿下の熱意には最敬礼!)
ヒット・チャート入りには目もくれず、
自らの信念に従って「ホンモノ」を追求する、プロデューサーとしての信頼度、そして
力量は、いまやR&B界随一かと!
’10年代のソウル名盤決定でしょう! 是非聴いて下さい!!