昨今ゲームエンジン(対象を特定しない抽象的なゲーム用プログラムの集合体)がこれまで以上の注目を集めるようになっています。
その結果ここ数年のFPSゲームはゲームエンジンのPR、技術デモの様相を呈しており、肝心のゲーム自体はイマイチ…というものも少なくありません。
このFarCryもそういった流れから出てきたCryエンジンのアピールを目的にしたゲームだったわけですが、ストーリーが思いの外練り込まれていたり、敵AIが他にあまり例を見ないくらい賢いこともあって、ゲームとしての完成度も国内外で非常に高く評価されました。
実際に遊んでみると、非常に多くのオブジェクトが表示されている精緻な画面にもかかわらず、動作があまり重くないことに驚かされます。
敵AIの行動も小憎たらしく、ちょっとした物音にも反応し、こちらの姿が見えていなくても辺りを探し回ったりと、一筋縄ではいきません。
ゲームのスタイル自体は昔からよくあるランボー系(頑強無比な主人公が無数の敵を駆逐していくタイプのゲーム)ですが、敵と相対するときの緊張感や戦略性がなかなか飽きさせません。
輸入版は今でも3,000円程度で見つかりますが、もちろんゲーム中のテキストは全て英語。
物語も楽しめる日本語版を手軽な価格で手に入れられる機会はこれが最後かもしれません。
気になってはいたけど前回の普及版を逃してしまった、という人には見逃せないタイトルではないでしょうか。