私はKAT-TUNのファンではないですが、彼らが堂本光一さんのバックをNHKの歌番組「ポップジャム」で毎週やっていた頃から気になっていたグループだけに、デビューアルバムはかなり期待して聴かせていただきました。
聴いた感想ですが、リズム感が本当によいなぁと。「She said...」「Gold」のようなアップテンポの楽曲を大変魅力的に歌い上げていますね。全体的にセンスがいいなと思いました。6人それぞれ個性的な方々のようですが、誰かが出過ぎるところがなく、これだけ人数が多いのに全体のバランスが取れている点も好印象でした。
ただ、TVでパフォーマンス+歌のセットで今まで楽しんで来たものを音源として耳にするといくつかまだ未熟な点も気になりました。音程が楽曲によってかなり危なっかしいところがあったり、歌い込んでいない曲なのか表現が荒っぽかったり。唯一、赤西さんの歌唱力は技術面では既に完成されていると言ってよいほど素晴らしいと思います。ただ「技術」は完成済みでも、楽曲によって歌い分ける「表現力」はまだまだこれから伸びそうな予感。それからもう一点気になるのが、ラップ自体は上手だとは思うのですが、ほぼ全曲にラップを多用したのでは楽曲ごとのカラーが死んでしまうように感じられる点。Real Faceでのラップの組み方はバランスよいな、と思うのですが、ラップが前面に出過ぎると邪魔に聴こえてしまう時も曲によってはあります。そういった楽曲のアレンジをどうするのか、今後の作品でもうちょっとこだわりを見せてくれたらいいなと思うのですが。
いずれにせよこれはデビューアルバムで、彼らの出発点なのだなと思うと、結論として“すごい!!”と私は思います。これからもっともっと実力をつけていって欲しいなと思います。先がすごく楽しみなグループです。