「ロング・トレイン・ランニン」や「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」などの軽快で小気味の良い曲の数々で一世を風靡したドゥービー初のオフィシャル・ベスト。2作目の「トゥールズ・ストリート」から6作目の「ドゥービー・ストリート」までの最も充実していた時代のアルバム群からの選り抜かれた曲で構成されたナイスな作品。まずジャケットがいい。CDではサイズが小さくなって魅力が半減したが、ジュークボックスに収録曲の出典となったアルバムをあしらうというグッド・アイデア。
次に選曲と凝った配列によりただの寄せ集めではなく1枚のオリジナル・アルバムとしても十分通用する素晴らしい出来映え。至福の時間が瞬く間に過ぎていく。一部にはマイケル・マクドナルドが加入した「ドゥービー・ストリート」からの選曲に疑問を呈する声があるが、私は許容範囲内と捉えている。発売から30年以上が経過し、セールスが1,000万枚を超えたというのも十分納得できる1枚。