このベスト盤が発売された時点で、ブルース・ブラザーズはライブ盤2枚とサントラ盤を1枚発表しており、本アルバムに収録された内訳は
1・・・未発表
2,4,8・・・サントラ盤
3,5,6,9,10・・・ファーストアルバム「ブルースは絆」より
7・・・サードアルバム「メイド・イン・アメリカ」より
となっています。だから三枚のアルバムを持っている人にとって1「エクスプレスウェイ・トゥ・ユア・ハート」以外興味をそそられる点はないのですが、2の「エブリバディ・ニーズ・サムバディ」と6「ラバー・ビスケット」は別テイクなので実質3曲目当てのためにファンは買うかどうか悩むことになります。「エブリバディ~」はライブ録音のため(?)エルウッドの語りが短くなっていますが、ノリはサントラVerよりライブ感があるものの、ジェイクがジョー・コッカーのようにシャウトしまくりで少し荒い出来です。「ラバー~」は正直あまり違いが感じられません。だからあまりこだわりがない人は買う必要がないと思いますし、ブルース・ブラザーズを初めて聴くという方には多少値が張りますが、「コンプリート・オブ・ブルース・ブラザーズ」の購入をお薦めます(オリジナルアルバムx3収録曲全てと本アルバムのみ収録の「エクスプレスウェイ~」、さらには完全未発表曲(!)も一曲収録されているため)。
ジョン・ベルーシは本盤発表(81年11月)の翌年三月に急死してしまい、ブルース・ブラザーズは活動を終了してしまいます。なんでも彼はブルース・ブラザーズとは別にロック・バンドの結成を考えていたらしいのですが、それも夢と消えてしまいます。ベルーシ自らが選曲したという本盤を聴きつつ、ベルーシが生きていたら・・・という事に想いをめぐらすのも良いのではないでしょうか。