個人的には大発見と言いたいコンピレーションだ。
やはりエヴァンスライブは最高。シャープでドライブ感溢れるピアノがタマラナイ。
本作は、エヴァンスのライブ音源からのみ選曲されている個性的で、特徴があるコンピだ。今回選曲のネタとなったセッションは1)アット・タウン・ホールVol1NYC、2)ビレッジヴァンガードでのカリフォルニア・ヒア・アイ・カムNYC、3)トライデントクラブCAとなっている。”みんなもう知っているよ。””なんてことはないライブじゃないか”、とお思いになるエヴァンスファンの方が多いでしょうが、このコンピの凄さは、我々が(私が?)、見(聴き?)逃していた”なんていうことのない”曲の良さを教えてくれることにある。だいいち、一曲目のMake Someone Happyという曲(アット・タウン・ホールの四曲目、イズラエル(b)、アーノルド・ワイズ(ds))を覚えている方っていますか?遅ればせながら、私はこのコンピでこの曲の良さを知りました。厳かなピアノソロから始まり、ベース、ドラムスが加わりフォービートに転調していくところが本当にカッコイイ。多分この曲が本番でのオープナーだったんじゃないかと推測します。フィリー・ジョー、ゴメスにリズムセクションが変わったヴァンガードライブ(ちょい前までヴァーヴ18枚組コンプリート盤のみに収録されていた)もスゥインギーなエヴァンスを満喫できます。カリフォルニアはトライデントでのライブも勢いが増した様に感じられでうれしい。ところどころに未発表(18枚組のみに収録)のオルタネイトテイクを含む憎い編集がされている。ライナーもあのラリー・バンカーが部分的に担当している。リマスターされた音質もオリジナル盤を超えていてこのコンピに対する印象度アップに貢献大だ。分厚くて、ぐっとエヴァンストリオに近づいたように聞こえる。僕の順位の中では、デビーやサンデイ・アット・ビレッジヴァンガードを追い抜く寸前だ。