西村ミュージックワールドの入門編として最適だと思います。20年以上にわたる演奏と作曲活動のなかでも、後半の名曲がやや多く収録さてれているようですが、西村芸術の魅力を概観するには、まさにタイトルどおりのベストなCDといえるでしょう。
珠玉のピアノ曲が心の奥までふかく融け入って、日々の繁忙のうちにどこかに置き忘れていたもう一人の自分に気づかせてくれる…。幼いころから日記代わりにピアノで音を綴っていた西村さんにとって、おそらくはどの曲も、誕生するときに物語の芽のようなものを宿しているからではないでしょうか。
このCDは、そんなノスタルジックな安らぎを聴く者に与えてくれると思います。