ジェネシスが「ウイキャンダンスツアー」をヒットさせた後に製作された1995年の4枚目、前作が売れなかったせいか、本作では「リビングイヤーズ」のヒットを再びといった感じて意欲的に製作されたかのような引き締まった内容に仕上げられており、リリース当時来日していた10CCのエリックスチュワートが本作品を「完璧な作品」とべた褒めしていたのを思い出す。本作品のファーストシングルは意外にも4曲目の「メアクルパ」で、なぜこのB面曲のような地味な曲をシングルにしたのかと不思議だったが、その後は「オーバーマイショルダー」や「アナザーカップオブコーヒー」「ベガービーチオブゴールド」と良質なPVが作られ積極的にプロモートが行われている。当時はラップ系の曲がヒットチャートを賑わせていたので、3曲目のようなアレンジがなされたが、ビートルズもカバーしたこの曲のアレンジは最高だと思う。アルバム中盤に収録されているやや長めのユルい曲が購入当時は嫌で、飛ばして聴いていたが、10年経った現在聞くと違和感なく、通して聴けるようになった。タイトル曲の歌詞は教訓的な内容で、自分の持っている可能性や持ち味に気づいていないのではないかと振り返らせる道徳的な歌詞でポップソングにしては珍しい。これもマイクメカニクスならでは奥深さだと思う。