僕がジャズを聴き始めたのは、1960年頃。フジテレビが開局間もない頃、午後6時?の放送開始の前に(アート・ブレイキー来る」なんてポスターを音無で流していた時期がある。そんな時期、「ラジオ関東」で深夜に「ミッドナイトジャズ」だったと思うのですが、モンティ・本多利夫さんのDJの番組。テーマにチコ・ハミルトンの(ブルーサンズ」をかけていた。とっかかりがこれだから、軽いのが好きだと思ってた。
で、この作品。実に若者らしいインテリジェンスを感じさせる上に、卓抜した技量を持った4人。ギターのケニー・バレルの洗練されたブルース感覚は、多作の割にストレートに伝わらない恨みがあったけれど、実力発揮。ハンク・ジョーンズ、アート・テーラーだって若い。ポール・チェンバース 22歳の年。若き天才のベースをもり立てて余りあるプレイ。
どうか曲目の「ポピュラーさ」に惑わされることなく傾聴に値する作品です。冒頭の弓引き、びっくりしますよ。ポールとケニーの共作でスウィングして締めくくっています。
1957年7月14日。ルディ・ヴァン・ゲルダーの2chステレオ録音、アルフレッド・ライオンのプロヂュース。フランシス・ウルフの写真も秀逸です。