不朽の名作、少女漫画の金字塔に星1つなんて罰当たりな評価をして申し訳ありません。
ただこれは『BANANA FISH』という作品そのものへの評価ではなく
(それだと星5つじゃとても足りません)、
「『BANANA FISH』をこの文庫版で読むのが初めて」だった当方の不満を反映させたものです。
すでに他の方がおっしゃってますが、巻末エッセイのネタバレが本当にひどい。
2巻の時点で「当時世間を騒然とさせた衝撃のラスト」をあっさり明かされてしまい、
物語にグイグイ引き込まれつつあった私のテンションは急転直下。
ネタバレの内容はもちろん、公式にネタバレされたという事実があまりにショックで、
しばらく呆然としてしまいました。
しかも他の巻末でも同じようにラストに言及した解説が。
悔しすぎて涙が出ました。本当に何を考えているのか…。
解説者の皆様のエッセイは本当に面白く、共感する部分も多々あったのですが、
これはそれ以前の次元の問題です。
通常、小説でも漫画でも巻末の解説には
「これから作品を読む人に向けて」という前提があるものが多いです。
しかも『BANANA FISH』は長編漫画。
続巻があることを考えたら、本編の詳細に触れないよう配慮するのは当然だと思うのですが…
出版社もなぜ止めてくれなかったのか。
序盤で「これは名作だ!」と確信するクオリティと勢いを見せ付けてくれただけに、
本編とは関係ないところで感動を殺されてしまったことが本当に悔しいし悲しいです。
まずは単行本で読むべきだったと後悔しています。
これから文庫で読まれる方、本編を読了するまで巻末のエッセイは読み飛ばすことを強くお勧めします。