このBONNIE PINKのセルフリメイクアルバムには過去のシングルヒット曲がすべて収録されているのでPerfect Sky以降の新しいBONNIE PINKのファンにもおすすめできる内容になっています。
コアなファンにとっては、新たに再生されたHeaven's Kitchenを聴けることがとても興味深いでしょう。オリジナル・バージョンはもういまから14年前の録音ですから、その頃と比べてBONNIE PINKは大きく変化し、成長しています。今のBONNIE PINKの声、今のBONNIE PINKの解釈でこの曲を聴く事ができ、新たな発見があり嬉しく思います。
どの曲も鈴木正人さんのプロデュースにより再構築され、リアルに蘇っています。全体的にライブ会場にいるかのような音創り、感覚が特徴になっています。
以外な選曲だと思われたのがBurning Inside とParadiddle-Freeの2曲です。2曲ともオリジナルはBurning Chickenのプロデュースによるロック色の強い曲でしたがこのアルバムでは(シングル曲「鐘を鳴らして」の英語ヴァーションRing A Bellもそうですが)よりアコースティックな雰囲気の曲として歌われています。
Presentもシングル曲ではありませんが、アルバムのタイトル曲でありBONNIE PINK自身も気に入っている曲です。このアルバムではフラメンコギターの使われ方がとても印象的です。
Last kissは別れをテーマにしたラヴソングの名曲。発表当初よりもむしろ後になってからじわじわとファンの間でその素晴らしさが広まっていった曲で、コアなファンから最も人気のある曲の1つです。
Look Me In The Eyesは新曲ですがBONNIE PINK特有のPOPで切ないメロディーでこのアルバムにも違和感なく溶け込んでいます。
ラストのDo you Crash?はHeave's Kitchenと同時期に発表されたライブでも定番の曲です。このアルバムではよりゆったりとしたテンポで歌われていますが、武道館のライブDVDのなかではアップテンポのハードロック・バーションで歌われているのでぜひ聴き比べてみてください。
デビューから16年目をむかえるBONNIE PINKですが過去の曲がいまもまったく色あせず、新鮮に聴こえることに驚きます。
たとえばデビューの年に発表された「泡になった」でのシタールの使われ方など、いま鳴り響いていても軽いショックを覚えるほどです。
このアルバムでいつまでもみずみずしい、BONNIE PINKの音楽の素晴らしさに一人でも多くの方に触れてほしいと思います。