一つ注意なのは、短編がたくさん入っている一冊ですので、表題作といえどそんなに話数はありません。(表題作3話、その他短編5話)
以下感想↓
全体を通して『なにか物足りない』
モチメ子さんの作品は"東雲家"を読み、先日"やさしいエピローグ"を読んで惚れ直しこちらにも手を伸ばしました。
モチメ子さんの作品の素敵なところは、ゆるやかだけど少しハチャメチャな部分もある作品世界、想いのために頑張っちゃう登場人物たち、全体を流れる爽やかさ(一種の爽快さ)かなと思っています。
そしてなによりテンポの良さとギャグ要素!
先述の2作品(東雲家fも入れたら3作)は、一冊1つの話所謂長編ですのでモチメ子さんのいろんな良さが見え、また話も上手く纏まっていて読後感も最高なのですが こちらは短編ということもあり……
ギャグだと割りきればそこそこ面白いのですが、話としてはどれもイマイチです。
盛り上がりがないというのか、つまらないわけではないけれど、ふーんって読み終わってしまう感じ。
物語の序章或いは一話だけで終わってしまっているような
カラー扉絵にもなっている、砂漠辺りの国の王子様の話があるのですが、正直これはまったく琴線に触れず……(まぁまぁ楽しめる短編も2つ程ありましたが)
総じて他作品とは違い、残念ながら読み返したくなる程の内容ではありませんでした。
話の内容だけでいえばこの作者さん好きなだけに★1くらいなのですが、本作だけでモチメ子さんを敬遠されては勿体無いので★2