色あせない楽曲、とかくと今でも斬新なアレンジかと思われますが、というよりは曲に込められたメッセージが今でも普遍性を放っているという意味ですごいバンドだと思います。
私自身は中学校のときにビジュアル系にはまって、高校生の時にメロコア(いまではレゲエなのかなやっぱ?)、大学で洋楽、と典型的に“流されて”きたわけですが、
なにきいててもファッションにもならねぇや、と気づき始めた大学後期の現在、あらためて彼らの音楽を聴いてみると、
”卒業”したはずのビジュアル系が、いまだ自分にとって”起点”にしかすぎないことに気づかされ(ナルシズムだけじゃなくこんなに深かったのか!と。)、「長く愛されるバンド」たる彼らの魅力にここにきて初めて気づかされた。
ビジュアル系、ということで独特の歌声などに抵抗がある人はやっぱりいると思いますが、
それはvo櫻井敦のナルシズムやひとりよがりな面だけを象徴するものでは決してなく、
実は神経質なほどに研ぎすまされた音の”標準”であることが、(つまりテクニック、の部分ですぐれていることが),音楽を聴いてきた人なら感じとれると思います。
また全てのグルーブが絶妙で、メンバーメンバーが一人一人の”音”の持ち味を最大限に惹きだしています。
彼らがあえて”こういう”やりかたをとっていたことを考えると、思春期に気恥ずかしさと抵抗感を覚えていた頃の自分を思い返しては、その彼らの”音楽への真摯さ”に頭が下がる想いです。
とにかくこれだけ、『過去の名曲をライブでやって喜ばれるバンド』もないんじゃないかというぐらい、新しいファンにおすすめしたいバンドです。むしろ『今』、だからこそこれらの楽曲をライブでやるからこそ、そのことに意味があるんじゃないかと思わせてもくれます。
昨今のバンドは『精神面」で成長、しつつも、これだけ今の日本で『本質的に変わらない』ことで、『ファンの居場所』を提供しつづけてくれるバンドもないんじゃないかとおもっています。イージーな音楽に飽きた人にオススメです。