登録情報
|
ほとんどピアノの音色だけで、
リスナーに豊かな色彩を感じさせる術はさすがの一言。
他のどんなスタイルよりも、素の教授の音楽が楽しめる。
そしてまた、音の透き間に内包されたアーティストのメッセージに、
このアルバムを単なるBGMにはさせないだけの威厳を感じる。
何度聴いても、14. の美しさは絶品だ。
ここで坂本が演奏する曲は エリックサティや ドビュッシーを思わせる、というか むしろ対抗するような 静かな野心を感じさせる クラシックなピアノ曲である。YMOや いくつかの派手な映画音楽で見せる坂本の音楽が 100m走を思わせる疾走感に満ちているとしたら このアルバムでは彼がゆったりと座っているものを思わせる。座っている坂本は 小さい声で何かを語っているが ちょっと離れたところにいる自分には 聞き取れない。そんな幻想めいたものを感じさせるから不思議である。
こういう言い方が正しいかどうかわからないが とても「誠実な」アルバムです。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|