まず、BRICsの高成長のメカニズムを明らかにする。成長パワーの源として、豊富な天然資源、豊富な労働力、外資の積極的な導入、購買力を持った中産階級の台頭の4点を挙げる。特に、各国で都市部を中心に育ちつつある富裕層、それに準じるニューリッチ層の実態について、独立した章を設けて詳細に解説する。各国の中産階級の間では、自動車、パソコン、家電製品などの高額製品や各種の金融商品に対する需要が膨らんでいる。「豊かさ」の負の側面である糖尿病患者数の増加、格差の拡大など、マイナスの影響も出始めていることを指摘する。
日本など先進国とBRICsの関係も考察する。軍事力、政治力の面でも存在感を高めるBRICsだが、欧米企業はその台頭を脅威ではなく機会ととらえ、輸出攻勢をかけている。日本は中国との貿易・投資関係は深まっているが、他の国との関係は希薄で、出遅れ感が目立つとしている。
ポストBRICsの有力候補として南アフリカ共和国、ナイジェリア、メキシコ、トルコなどを挙げ、各国の経済概況を記す。
(日経ビジネス 2006/08/28 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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