最高の実力を持つ吹奏楽団シエナ・ウインド・オーケストラと同じく最高の実力を誇る晋友会合唱団のジョイントによってこの理想郷とも言えるアルバムが生まれました。総勢200名という量感あふれるサウンドが部屋中に鳴り響きました。
いきなり《カルミナ・ブラーナ》より「おお、運命の女神よ」の咆哮と出会います。J.V.マス・キレスによる吹奏楽ヴァージョンで、この続きを聴きたいと思わせる音楽でした。
吹奏楽コンクールの定番曲と言えるワーグナーの「エルザの大聖堂への入場」の合唱付きは最高でした。吹奏楽だけでも荘厳で雄大な曲ですが、合唱が入ると更なる広がりが伝わってきました。ワーグナーの偉大さを改めて知る思いです。
本来オーケストラと合わせられる佐藤眞作曲の「カンタータ《土の歌》より 大地讃頌」ですが、吹奏楽との組み合わせもいいですね。この編曲なら高校や中学でも演奏できますから。文京シビックホール大ホールの残響もよく拾っていました。
中学生の卒業式の定番となっている「旅立ちの日に」も挾間美帆の編曲により、色彩感が加わり大事な歌詞がより印象深いものとなっています。パーカッションの刻みから新たな旅立ちに相応しい雰囲気が伝わってきます。是非各中学校で演奏して欲しいですね。感動!間違いなしです。岩河三郎作曲の「巣立ちの歌」も格調高く歌われています。聴き惚れました。
エルガーの「威風堂々 第1番[希望と栄光の国]」も合唱が加わるとより荘厳な雰囲気に包まれます。ラストは圧巻の迫力でした。チャイコフスキー「祝典序曲《1812年》」も同様にお気に入りです。ブラスも合唱も息の長さが音楽の生命線です。
岩井直溥編曲の壮大な「アフリカン・シンフォニー」や大人数による「バードランド」の無伴奏混声四部の演奏は大変珍しいものでしょう。楽しんで聴きました。