音楽的な内容は、オーティス・レディング、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、ジャクソン5などのソウル、チアリーディング、60、70年代のロックを、現代のヒップホップ感覚で編集、サンプリングしてごちゃまぜにするとこうなるだろう、という感じのものです。近ごろ、本格的な音楽リスナー相手の新譜には、メロウなものが多いなか、これはポップなダンス・ミュージックです。素材、音は懐古趣味的だけども、料理のしかたが現代的です。
収録曲目は、まず、トラック1にBottle Rocket (Single Version)。
2は、ラジオでのライヴ、Ladyflash (Zane Lowe Bbc Radio 1 Session)。4はHuddle Formation (Zane Lowe Session)。アレンジは、1と同じく、アルバム『Thunder, Lightning, Strike』収録のオリジナルと変わりませんし、2の最後にラジオ出演への感謝のことばがあるぐらいです。
3がWe Just Won't Be Defeated。『Thunder, Lightning, Strike』US盤のボーナストラック。チアリーディング的に女の子の元気な掛け声が響くナンバー。
5の Did You Feel It Too?は、現在のところ、ここでしか聴けないナンバー。昂揚感を引きずりながら、クール・ダウンしていく曲。体育祭、文化祭が終わったあとの帰り道に口笛吹く感じですね。
世界初CD化音源を含む、日本独自企画による特別限定盤を出したことの意義は認めます。でも、いくらシングル盤とはいえ、いくら曲にはほとんど歌詞がないとはいえ、そして帯に簡単な紹介があるとはいえ、日本盤なのに、リスナーの理解を深めるようなライナー、サポートがほとんどついていないことには異様な印象を受けました。