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BOPビジネス 市場共創の戦略
 
 

BOPビジネス 市場共創の戦略 [単行本]

テッド ロンドン , スチュアート・L・ハート , 清川 幸美
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

貧困解決×未来のビジネス

あなたは「存在しない市場」で成功する戦略を描けるか?

『ネクスト・マーケット』著者C・K・プラハラードと先駆者8人が集結! 世界40億人の「貧困層(BOP=Base of the Pyramid)」をターゲットとする「BOPビジネス」は、次世代の経営戦略として世界中から熱い注目を集めた。
しかし、BOPを単なるボリューム・ゾーンとみなして新規顧客の獲得を目指した企業の多くが苦戦し、またいくつかは完全に失敗した。
その経験から得られた教訓は「BOPと“ともに”富を創造する」ということ。

事業設計、パイロット試験から規模の拡大まで、BOPビジネスで本当に成功するためのノウハウを、第一線で活躍する研究者・起業家8人が提示する!

内容(「BOOK」データベースより)

世界40億人の「貧困層(BOP=Base of the Pyramid)」をターゲットとする「BOPビジネス」は、その概念をC・K・プラハラードとスチュアート・L・ハートが提唱したことをきっかけに、次世代の経営戦略として世界中から熱い注目を集めた。しかし、BOPを単なるボリューム・ゾーンとみなして新規顧客の獲得を目指した企業の多くが苦戦し、またいくつかは完全に失敗した。その経験から得られた教訓は「BOPと“ともに”富を創造する」ということ。BOPビジネスの第一線で活躍する研究者・起業家たちが深い対話と共同作業を通じてつくりあげた本書は、実例を交えて事業構築のロードマップと実践的な戦略を提示する。

登録情報

  • 単行本: 352ページ
  • 出版社: 英治出版 (2011/8/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862761119
  • ISBN-13: 978-4862761118
  • 発売日: 2011/8/24
  • 商品の寸法: 19.7 x 13.7 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 197,705位 (本のベストセラーを見る)
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英治出版さんから贈呈いただきました。

BOPビジネス。聞いたことはありましたが、詳しくは知りませんでした。
一日2ドル以下で生活する人が世界に40億人。ピラミッドの底辺の貧困層(BOP Base of the Pyramid)をターゲットとするビジネス。

日本の企業が東南アジア向けに機能を落として低価格の商品を売り込む話とかを聞くことはありました。しかし、ここで書かれている内容は、新しいことばかりでした。

CK・プラハラードが「ネクスト・マーケット」で書いた頃に比べてアプローチはどんどん変わっているのでした。

「まえがき」にある次の文がその変化を良く表しています。

「単にピラミッドの底辺『において』富を得る機会を探る」のではなく、「ピラミッドの底辺の人々の『ために』、彼らと『ともに』富を築く」

Amazonの内容紹介の欄には「事業設計、パイロット試験から規模の拡大まで、BOPビジネスで本当に成功するためのノウハウを、第一線で活躍する研究者・起業家8人が提示する!」とあり、まさにその通りなのですが、正直なところ読み始めの頃は「良い儲け話がありますがどうですか?」と誘われているようで、警戒しながら読んでいました。

各章がそれぞれ異なった専門家が書いているのですが、内容も書き方もそれぞれ異なるので、読者によって面白いと思う章は異なるでしょう。
私が好きなのは第3章と第6章です。

「緑の飛躍戦略」と題された第3章では、環境問題について書かれています。
先進国だと新しい仕組みを入れようとすると既存の利害関係者から大きな反対を受ける。BOPの市場ではそれが無いので、新しいアプローチを導入し易い。そこで上手く行けば、今度は大手を振ってそれを先進国市場に持ち込める。
ここで言及されていた「ハーバードビジネスレビュー」のゼネラルエレクトリックの記事も読みました(「How GE is Disrupting Itself」(HBR Oct. 2009 page 56-65))が、こちらもとても面白かったです。
それまでのglocalizationとは全く逆のreverse innovation というアプローチです。先進国市場の成長が期待できない時にインドや中国でそれをやらなければ、やがてインドや中国の企業にそのBOP市場を抑えられてしまう。「If GE’s businesses are to survive and prosper in the enxt decade, they must become as adept at reverse innovation as they are at glocalization. Success in developing countries is a prerequisite for continued vitality in developed ones.」
あのGEが既に2009年にこのように危機感を持ってBOP市場に取り組んでいる中、日本の企業はどのように考えているのでしょうかね。

もう一つは第6章。
インドのBOP市場で成功した冷蔵庫の名前が「チョトクール」という名前でそれがヒンディー語で「少し冷たい」という意味だというのが本当かいなと面白かったというのもありますが。
iPhoneとチョトクール。ピラミッドの先端と底辺のそれぞれの市場で成功した商品が、実はどちらも戦略的デザインの原則を用いたイノベーションである。
「あらゆるものを精算する方法についての知識は「増加」しているのに、ユーザーの日常生活に対する知識は「減少」しているというずれ」(イノベーションギャップ)を、「問題をそのまま受け取らずに、ユーザーについての洞察を使ってリフレームする」ことで埋めていく。

最近 Steve Jobs関連本を何冊か読んでいたので、イノベーションは先進国の天才からしか生まれないと思い込んでいたので新鮮でした。

グラミンバンクのマイクロファイナンスの話は知っていましたが、お金を貸すだけでは不十分で、BOPの人たちが参加できるビジネスを供給できなければお金も生きてきません。

「ネクスト・マーケット」の著者CKプラハラードによる「大いなる展望」と題された章には、次のように書かれています。
「BOPが市場であるか、そうではないかは時間が教えてくれるだろう。私はそうだと考えている」
私もそうだと思いたいです。40億人の市場が出来上がり、40億人が豊かになり、そこでのイノベーションにより先進国市場も恩恵を受ける。 そんな素晴らしい未来がやってきます。
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Amazonが確認した購入
数名の有名学者による共著である。BOPに関する本、雑誌はほとんど読んだが、この本は理論構築がすぐれているとともに、いくつかの切り口のバランスも非常に良いし、全体的によくまとまっている。ただ、事例の掲載がやや具体的でない感があり(知っている前提で書かれているのかもしれませんが)、他の本で事例の把握をしていおいてからこの本を読んだ方がいいかと思います。特に写真掲載がなく、どのようなものかを、ネット検索等で確認しつつ読む必要があります。BOPは本で読んだだけでは、実感しにくく、現地に行くことが一番実感できます。私もミャンマーやインドに行って体感しました。その意味で事例の具体的記載とリアル感が必要ですが、その点でやや不足感があるように思いました。
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By tcpeer
同じく英治出版の「世界とつながるビジネス」も読みました。
国際NGOと関わって約1年半。足元を見つめなおすのにはこちらの方がよりためになったと思います。

特に印象に残っているのは第2章で触れられる「ペイシェントキャピタル」と第5章の「ミクロレベルで市場を理解する」というところです。

BOPビジネスのエコシステムの中でペイシェントキャピタルはとても重要な存在です。しかし私はこれについて整理して考えたことがありませんでした。実際に自分だけで考えてみても分からないのですが…。この本の中では事例を通した説明がふんだんにあり、これらがどのようなモデルでどのような考えを持って運営しているのかが整理でき、とてもすっきりしました。ペイシェントキャピタルとパートナーになりたいという方は必読だと思います。

「ミクロレベルで市場を理解する」というのは、当たり前のことのようであっても抜けてしまう視点だと思います。市場に入り込み理解を深める必要があります。その上でBOP市場のための解決策を設計するのですが、この章で3つからなるフレームワークを学べたことは私にとって大きかったです。解決策を「具体化」「現地化」「社会化」するということ、この3つをもって考えると私自身が複雑に考えていた問題をすっきり整理できました。

私にとってこの本はどの章を読んでも学びがありました。しかしあまり理解できていないところもあり(第7章は実感がわきにくかったです)、もっと勉強しなければと思いました。今後何回も読みなおしたいと思える本です。
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