こうした中、近年、官と民が連携し、事業活動を通じて社会課題
の解決を目指す「BOPビジネス」に注目が集まっています。既に
欧米のグローバル企業では積極的な取組が行われていますが、我が国では未だ低い水準に留まっているのが現状です。
BOPビジネスは、持続的、効果的な経済協力の実施、我が国企業の海外進出という二つの目的を同時に達成するものであり、政府、企業、国際機関、援助機関、NPO、NGO等の様々な関係者とって新たな挑戦分野であるとともに、各々にとって有益な関係を構築できる新たな契機ともなりうるものと考えられます。そして何よりもこれらの挑戦により、日本の将来を担う、世界に雄飛する人材の輩出につなげることこそが、現在の我が国に必要であります。
本書は、単なる政策的方向性としてのBOPビジネスのあり方を示すだけでなく、実際にBOPビジネスに関わる方の利便に資し、行動の一助となるよう、欧米企業等の先行事例や、潜在ニーズの調査結果等が提示されています。
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5つ星のうち 3.0
お役所の企画書,
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レビュー対象商品: BOPビジネスのフロンティア―途上国市場の潜在的可能性と官民連携 (単行本)
お役所の企画書と会議の報告書を編集したもので、MS Wordでお役人が作ったファイルを基に纏められている。(安っぽいんだが、まあ、この財政難の折、これはこれで好感を持てる。だが、カラー印刷の必要性は無いぞ。)紹介されている先行事例はネットや類似書、JETROの報告書等に載っている超有名なものが少しだけで、2−3日ネットを叩いてれば必ず知ることができるものばかりだ。ビジネス事例を沢山知りたくて読む僕のような実務屋には既に常識となっているような事例や不要な情報(ex.政策研究会のメンバー、国際援助機関のリストとか)が多いが、逆に行政的視点や制度の設計経緯なんかを知りたい読者には基礎情報を得ることができる本だろう。現在では、例えばBOPビジネスで成功したインドの企業がアフリカに同じ手法で進出したりとか、物凄い勢いでマーケットが動いている領域だけに、せめてあと数年早くこの本は出るべきだった。これが最大の問題ではなかろうか。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
BOPビジネスに関する基本書,
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レビュー対象商品: BOPビジネスのフロンティア―途上国市場の潜在的可能性と官民連携 (単行本)
日本でBOPビジネスに関して最初に体系的に書かれた本。BOPビジネスの位置づけ、具体事例、現状の課題、政府支援の現状と重点分野・地域、今後の方向性等が明確に示されている。 参考資料が充実しており、国際的動向、国内外関係機関の概要・支援制度、先進事例、市場調査、活用可能な支援制度、経産省が実施したFS調査結果等がコンパクトにまとまっている。 「終わりに」にある「BOPビジネス支援の本質は「人づくり」である」との言葉が印象的。 最初に本文の要約があり、また写真や図表を多用するなど、役所の本にしては読みやすい。
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