萌え系のアニメやライトノベル、ゲームにありがちな“ 『のどかな田舎町』を舞台にして、『非日常的な
デザインの可愛い制服』の高校に通う美少女が、明るく楽しい学園生活を送りつつ、『日本刀で妖怪を
退治していく』 ”という凡庸な設定に則った物語がようやく動き出し始めます。
いや、私達(オタク)が安心して消費出来る箱庭的世界から徐々に逸脱して行くと言った方が正しいですね。
増々おかしくなるヒロインをはじめとする登場人物達の言動。不自然になる一方の演出とカット割り。
更に珍奇になるクリーチャーのデザイン。全てが歪になっていき、観る者を激しく翻弄します(ニヤニヤと
意地悪く笑う水島努監督の顔が目に浮かぶようです)。この不条理感覚はデビッド・リンチの映画のそれに
近いかもしれません。
そして残虐度も急激にアップ。フランク・オズの「リトルショップ・オブ・ホラーズ」に登場したオードリー2の
様なクリーチャーに、美少女達が絶叫と血飛沫をあげて食い殺されていく8話のやり過ぎゴア場面は爆笑必至。
それにしても笑いを誘うにも程があるデザインだった鎧武者との殺陣がヨレヨレだったのは意図的だったのか、
あるいは単に原動画の問題だったのか、いまだによく分かりません(苦笑)。後者であればリテイクを
望みたい所ですが・・・・。