「BLOOD ALONE」待望の新巻です。まずはおかえりなさい。
さて、「相次ぐ女性の影」と帯に書かれているように、今巻では女性にスポットが当たっています。特にサイノメはますます女の顔に。そして新キャラの姉妹も登場したり、ヒグレの過去に関係する悲しい女性吸血鬼のエピソードがあったり、美人小説家とクロエが知り合いだったり、メインヒロインであるミサキの影はちょっと薄かったかなという印象。でも最後の話では、ちゃんとミサキ成分を補ってくれています。お日様を浴びたふとんに飛び込んで包まる子供っぽさを見て、何だかホッとしました。
日常的な雰囲気があって割とライトに読める話が多いけど、ふと切なさが込み上げてくるような瞬間が随所にあります。表情ひとつでグッと引き込まれる。派手な動きの描写は迫力があるとはいえないけど、静止した一枚の絵の空間に感情を閉じ込めるのが上手い。本当に味わい深い漫画です。
冬の夜、温かい飲み物でも用意して読みふけってみて下さい。