いきなり登場する東亜重工本社ビルとその惨状、そして続くバイクVS戦闘機、そして乗っ取った戦闘機VS艦船の戦闘シーンと、いきなりテンションの高いスタートです。
1巻では、探索の合間、成り行きからの戦闘という展開から、いくらかゆっくり読みすすめる余地がありましたが、今回は戦闘シーン大目のスピーディーな展開、ページを繰る速さも違うのですが、その合間に挿入される合成人間の開発場面や、その精神的成長を促進させるための仕組み、火星での出来事から続く企業の歴史から、熊の食料調達エピソードなど、弛緩のテンポがあるページ進行に見せる場面、読ませる場面への意識が感じられます。
普通のマンガに見られるような、成り行きや先の展開を感じさせるエピソード、各キャラクタによって語られる台詞は、普通のマンガでは当たり前の感覚ですが、BLAME!と比べるならば、比較できないくらいの親切設計です。
前巻からの続きを待望している人たちは当然として、これから弐瓶勉作品に触れてみようかと言う人には、このシリーズが一番お勧めなのかもしれません。