椿屋四重奏、最後のアイテムとなる「BEST MATERIALS」。
ドラマ主題歌が次々に決まったり、動員やセールスが伸びてる中での解散は正直残念だった。
が、その理由が非常にハッキリとしていたのでその意味では納得でもあった今回の解散。
アルバム未収録だったシングル「マテリアル」とそのカップリング「ロスト・チルドレン」が初収録、という事で
両方相当の力作だったのでシングルを買わないリスナーには是非聴いてもらいたいです。
「マテリアル」の詞は今この状況に重なってシングル時とは違う意味合いに取れるのが何とも言えません。
「なくしたらまた見つけてきなよ―」と。
ベスト音源の方は代表曲の羅列という事で文句なくいい曲揃いの仕上がりで。
こうして聴くと「群青」から「NIGHTLIFE」まで多種多様の面を持ったバンドである、という事が如実に分かり
その多彩な音楽性には改めて驚くのだが
そんな中で改めて「小春日和」の名曲っぷりを確認したり、「恋わずらい」が一つの完成形だったんだな、と思ったり。
極度に和の要素を携えたバンドですが、こうやって並べて聴くだけでも決して一本調子じゃない事が分かる。
メジャーデビュー以降は垢抜けた印象でしたが
根底にある日本らしさ、日本のブルースって部分は保ち続けたままだったんだな、と。そう一気に聴いて感じました。
で、このベストを購入した理由はそれだけではなくバンド初期の楽曲を集めた「雑録十撰」でもあったんですが・・・
これがむちゃくちゃ良い!とても最初期とは思えぬ楽曲の良さ、詞の美しさ。
もちろん音は荒削りだけど、そのインディーっぽいゴツゴツした感じも好みだったり。
完成形のDISC1と比べると中々に面白いです。
タイトルもまた凄いものばかりで。これだけでも十分買う価値あると思います。
一所に留まらなかった勇気あるバンド椿屋四重奏。その腐心の成果を是非確かめて、再確認してみて下さい。