BBB(ビーサン)とは、ボール、ビール、貧乏の意味だそうだ。
チープなネーミングである。
しかし、内容はなかなかのもの。
一つには文章が意外にしっかりしていること。
若くて無名の?スポーツライターの文章にしては(竹田さん、大変失礼!)肩の力が抜けていて、その割にはコトバの選択にオヤ?というものが少ない。
軽いノリだけどけっこう内省的。
旅行記というよりもエッセイのような本書なればこそ、のテイストである。
もう一つはプレーヤーとしての「目」をもっていること。
かつてプロを目指した著者の目線が、その文章力でいい具合に表現される。キメキメでもなく、ゆるゆるでもなく。
「目線」の確かさと、筆力の確かさ。両方揃った書き手はあまりいない。
腕に覚えのある著者がブラジルの草サッカーに「道場破り」をかけて無残に「チンチンに」やられちゃうくだりなんか読んでると、ブラジルサッカーの底力が垣間見れて、かる〜い文章を読みながら唸り声を上げてしまった。
一読の価値ある一冊です。