つまらなくはないのですが、はっきりと面白いと言えるわけでもないです。読後、頭の中にもやもやした感じがしばらく残りました。
個人的な解釈をすると「人間は恋に落ちると、自分が想像する以上に変わってしまうものなのだ」という真理が作中に見受けられました。アメリアしかり、マーヴィンしかり、およそ人を愛すために生まれてきたのではないタイプの人間、つまり「恋愛」という言葉とは程遠い人間ほどその深みにはまってしまうと、彼らの中では劇的な変化が生じる。そして、その自分の大切な愛を踏みにじられたり、または誰か他人に奪われたりすると、本来の自分なら想像できないほどのどす黒い復讐心が自らを駆り立てていることに気づくのだ。恋は盲目、といった所でしょうか。