登録情報
|
本土防空に活躍され、あの「超空の要塞」B29を26機も撃墜した空の勇者が書き綴った迫真の空戦記録。B29を26機撃墜とは・・・。小型機の撃墜王とは、まったく違う凄まじい記録です。豊富な経験談だけに、その空戦描写は、あたかも読者がその修羅場にいるかのような臨場感をもっており、激しい戦闘の様子が容易にイメージできた。
戦闘の様子は実に詳細に書かれおり、本書の大半以上を占めているが、戦争そのものや政治に関するものは何一つなかった。「命を的に戦ったわれらの戦争はいったい何だったのか?よくわからないと言わざるを得ない」としている。まさしく戦闘機一筋の人であり、戦後も苦労したようだが、「人生において、B29撃墜よりも難しいことはない」と語られているのが印象的でした。機銃の弾幕の中を「忍」の一字で耐えながら突っ込み、激突直前の数十メートルまで近接、自慢の37ミリ砲をぶっ放す・・・。一撃必殺。
屠竜に搭載された37ミリ対戦車砲の威力には度肝を抜かれた。一撃でB29を屠るとは・・・まさにその名のごとく竜を屠る重戦闘機だ。
また屠竜には20mm上向き銃(海軍では斜銃という)も搭載されているが、海軍の「月光」などでは主装備であるにも関わらず、ほとんど使用しないと書いてあったのも意外でした。事実、発射したという記述は一切ありませんでした。
B29に体当たりして同時にニ機撃墜の大戦果をあげた野辺軍曹。たとえ国土防衛のため、同胞、家族を守るためとはいえ、どのような心境だったのだろう。戦果が上がらず責任を感じていたようだが、その凄まじい闘魂と責任感には脱帽する意外にない。このような先輩方の屍の上に、今我々の生活はあるのだとつくづく感じる。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|