ボストン・ハードコアの雄、3年ぶり7th。
これまでもリリースごとに自身のキャリアを更新するような傑作を出してきたが、
今作はもう追随不能のレベルにまで自身のサウンドを昇華した、凄まじい作品となった。
M-1の野太いベースライン→変則リフ→Tragedyを彷彿させる、
激情哀愁ハードコアのコンボで初っ端から打ちのめされた。
今回はミックスのバランスのせいか、Benのドラムが大活躍。
変則的なスネア、バスがズンズンと腹に響いてくる。
続くM-2、M-3はいつものConvergeらしい激烈ナンバー。
仲良しCave Inのメンバー参加のM-4はプログレなリフが新鮮。
DisfearのUffe参加のM-6はDevoid Of Faithを思わせる、2ビートで走るニヒリスティックな曲でかっこいい。
D-beatっぽいM-8もそうだが、今作は80s〜90sハードコアを総括するような多様性を見せる。
おなじみドゥーミィな展開も盛り込み、緩急つけて予想不可能な展開で聴き手を翻弄。
M-10はスラッシーなリフから変則ハードコアに展開。
M-11は野太い変則ベース&ドラムがまるでNomeansnoだ。
NeurosisのSteve参加のM-12は80sUKの香り濃厚なメロウなナンバー。
Steveが歌うとNeurosisに聴こえる(笑)。
そして終末感のあるアンビエントな最終曲M-13をもって、40分強の濃厚な世界は終わる。
実に多彩な楽曲が印象的。
ちなみに「Axe To Fall」は意訳して最終決断の意味。
それにしてもプロダクションはKurt、アートワークはJacobとDIYなスタンスなのに、
そのどれもが1級品なのは本当に凄い。
もはや次元が違う。
こんな作品が生まれる時代に生きていて本当に良かったと切に想う。
ちなみに国内盤は対訳付き・ボートラ等なしです。