当初はCreative社のSound Blaster X-fi Titaniumシリーズと比較していましたが、最終的にこちらを選びました。TitaniumシリーズではカードをPC内部のノイズから保護するEMIシールドが特徴ですが、これはスペック面においてケース内のノイズを回避することのできないハイエンドゲームPCでも、できる限りクリアなサウンドを出力できるようにするための対策だと思われます。ノイズを極限までなくし、劣化のないクリアなサウンドを出力するには、パソコンの消費電力や部品構成(CPUや電源ユニット、ハードディスクなど)を全て見直すべきだと考えている私にとって、EMIシールドの必要性は感じなかった訳です。
本製品はTitaniumシリーズと共通している部分が多いですが、特に以下の点が魅力的です。
・Low Profile PCI対応...Mini-ITXケースにも取り付けられるが、カードが長いのでケース内の空きスペースに注意。なお、INPUT部は付属のコネクタを使用して接続できる。
・Auzentech独自のヘッドフォンアンプ搭載...格安のヘッドフォンでもノイズがほとんど聞こえず、EMI対策を徹底すれば効果は抜群だと思われる。
・コンソールランチャ...Crystalizer、EAXエフェクトなどの機能が豊富。また音量などの設定を「エンタテイメント」「ゲーム」「オーディオクリエイション」の3つのカテゴリで切り替えられる「モードスイッチャー」があり、アプリケーションごとに使い分けることができる。
現在私はステレオコンポと接続して使用していますが、EAX効果によるゲーム体験や映画・音楽鑑賞、ASIOを利用したDTMなどの様々な分野で活用しており、今まで見てきたサウンドカードの中では汎用性が非常に高いと思います。また出力音質は、Creative ボリュームパネルを追加インストールすれば、システムトレイ上でモードを切り替えて用途ごとに最適化できるため、非常に使い勝手が良いと感じました。(修正:付属のオートスイッチャープログラムについてですが、アプリケーションによっては切り替えがうまくできなかったものもあり、システムトレイ上での切り替えが無難でしょう。)ミュージックPCを制作しようと考えているユーザーなどには是非お勧めしたいカードです。