マネージメントやメンバー間のゴタゴタをJOHN WETTON復帰、STEVE HOWE脱退、若手ギタリストMANDY MEYER加入という形で乗り越え、制作された’85年発表の3rd。
発売当時は売り上げが悪く、結果、長期の活動停止状態に陥ってしまうのだが、そうなってしまったのが信じられないくらいの素晴らしい内容である。
WETTON/DOWNESのコンビによるソングライティングの能力は、ついに頂点に達したかのような、前2作を上回る出来栄え。バラエティ豊かな楽曲に、恐ろしいまでに劇的で感動的なメロディが目白押しだ。
アレンジ面では、必要以上に大仰になり過ぎないよう無駄な装飾を省いてシェイプ・アップされ、壮大でありながらスッキリとした作りになっている。
ここで生きているのが新加入のM.MEYERで、ストレートでハードなギター・プレイは、本作の性質上、むしろ前任者よりも適任で、楽曲に絶妙に溶け込んでいる。
幾ら賛辞を並べても足りないくらいの大傑作だが、前述した売上げ不振により、正当な評価を得られないまま今日までに至っている。
まさしく隠れた名盤となってしまっているが、その魅力は今後も色あせることはないだろう。