登録情報
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| 1. Any Day Now |
| 2. Red |
| 3. Little Beast |
| 4. Powder Blue |
| 5. Bitten By The Tail Fly |
| 6. Newborn |
| 7. Don't Mix Your Drinks |
| 8. Presuming Ed |
| 9. Coming Second |
| 10. Can't Stop |
| 11. Scattered Black And Whites |
| 12. Asleep in the Back |
「Any Day Now」では、小さな町の閉塞感にイラつく気持ちが実にうまく表現されており、リード・シンガーのガイ・ガーウェイ(天使の声と肉体労働者の顔を持つ男)が絶望感に満ちた呪文を繰り返す――“こうなったらいつでもいい/ここから出て行かないか/何としてでも(Any day now / How's about getting out of this place / Anyways?)”。この文句は、いつかエルボーが憂うつと絶望の渦巻く世界から脱出することを暗示しているのだろうか? 『Asleep in the Back』を聴くと、そうだ、と言っているようでもあるし、運命とは実に残酷なものだ、と言っているようでもある。(Louis Pattison, Amazon.co.uk)
マンチェスターといえば
ニュー・オーダーに代表される、
いわゆるマンチェ・サウンドで有名だが、彼らは
どちらかといえばローファイな佇まいで展開する
UKロック特有の湿り気のあるサウンド、
浮遊感のあるボーカル、
静寂の中から立ち上がる高揚感で
同郷のDOVESに近いテイスト。
ピンク・フロイド、ジェネシスに代表される
情緒的なプログレッシブ・ロックの影響を感じさせながらも、
トラッド・フォークとトリップ・ホップが融合したかのような
リリカルでメランコリックな
独自の音世界を構築している。
彼らの音は冬の夜気のように冷え冷えとしている。暗闇の中からぼんやりと浮かび上がるようにおぼろげなオルガンに、一定の規則的なパーカッション、ドラムが加わる1曲目"Any Day Now"に始まるこのアルバムは、「無機質」という言葉がぴったりくる。Vo.のGuy Garveyの、時に呟くような、そして時に情感豊かに歌い上げるファルセットボイスさえも、不思議なことに平熱以下の温度しかもっていないように感じさせてしまう。そしてその冷たさが、このアルバムに荘厳ともいえる美しさと大きなスケール感を与えている。そんなElbowの持つ世界観が濃縮されたのがTr.6の"NEWBORN"。7分以上に及ぶ大曲ながら、完璧に構築された音の壁が、劇的なクライマックスへと向けて昇り詰めていサウンド展開が素晴らしい。個人的に好きなのは、終曲のScattered Black And White。回顧的な歌詞が、柔らかなアコースティックギターやピアノサウンドと相まって、無機質な作品中において唯一、人間的な温かみを感じさせ、かなりグッとくる。本当に素晴らしい作品。
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