何年くらい前だろうか、多分80年代も終盤あたりで、
ビーマジックというスウィープ、速弾きをらくらくとこなす
ようなギタリストを専門に扱う日本のレーベルがあった。
二井原の今作でギターを担当する田川ヒロアキも実は
そのレーベル出身。
ただしビーマジックから出たギタリストの多くは今のように
ネットから弾く様を確認できるというようなメディアの時代
では無かった為に、その殆どが、それほどの話題になることも
なく消えていったようである。
そういう意味で田川ヒロアキがシーンで活躍しているのは
その実力と才能、努力の賜物かもしれない。
田川のプレイだが、技術的なことはもうあさってのレベルなので
タイム感とか作風に絞ると、どことなく前者は非常に
技術的でありながらも、ジミ・ヘンドリックスのそれを
なかば髣髴とさせる。
後者はというと、どの曲もコード進行、リフともに若干
の味付けはあるものの、いわゆるどこかで聴いたことが
あるような人気の曲に似ている。
意図的に似せているのなら、そういう曲ともっと独創で勝負する
ようなアレンジも混ぜたほうが良かったのでは
ないだろうか。
主役の二井原であるが、低い音程から高域にはいると、
若干、音がクリップする。低い状態では透明感があるし、そういう意味でも
面白い声質なのかもしれない。
ドラムはヴィニー・アピス、ベースは元ドッケン、リンチモブ
のジェフ・ピルソン。
エンジニアリングも海外メンツでの作業のようである。