内容(「CDジャーナル」データベースより)
兼ねてからソロ作ではカヴァーを得意としてきたフェリー,なんと30年代スタンダードに挑戦。まるで昔のビリー・ホリデイの歌ものみたいなこだわりのサウンドで,曲によってはモノラル。そこに例の縮緬ヴォーカルがなんともはかなげに被さる。似合ってます。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ブライアン・フェリー久々の新作は全曲スタンダードのアルバム化となるものだ。楽曲選びの特徴は1920年代から30年代にかけての、すこぶる美味な名曲ばかり。それをフェリーはビッグバンドで華やかにというのではなく、きわめてエレガントなフェリー流の聴かせ方に徹し、ダンディなソムリエよろしくの熟成表現で酔わせるといった魅力のものでもあるわけだ。コットン・クラブの時代やミュージカルの古典への精通度というよりは、フェリーだと、モンドでラウンジな要素もリッチで超一流だということ。映画『カサブランカ』からの表題曲(1)とクルト・ワイルの有名曲(15)をブックエンドのようにも配置するなか、センス際立つアレンジの下でスウィングし、センチメンタルにも泣くフェリーの色香の抗し難い魅力。その前にあっては、ロバート・パーマーの『ライディン・ハイ』やシニード・オコナーの『永遠の詩集』を無理に引き合いに出す必要もないだろう。 (会田裕之) --- 1999年11月号