The Usedの4作目。
楽曲のキャッチーさでは3rdにやや負けるが、デビュー当時に持ち合わせていた“ささくれだった”雰囲気が復活しているのがうれしい。
これならば“1stをこよなく愛するファン”にもきっと喜ばれるはずだ。
デビュー作がいきなり「スクリーモの原典」とも言うべき名盤だったため、それ以降、2ndではポップになった、3rdでは売れ線に走ったなどと一部のファンからは揶揄されてきたが、1stから本作までの楽曲をシャッフルして聴いてみると、根っこにある激情、メロディ、そしてハードコアさは、実はほとんどぶれていないことがわかる。
作品を重ねるごとにスクリームパートが減っていることは事実であり、それは悲しいことだが、バート(vo)の喉への負担を考えると、ある程度は致し方ない。
それでも時折聴かせるスクリームは十分エモーショナルだし、使用頻度が少ない分、むしろ効果的に作用している。
マニアックさとコマーシャル性が絶妙なバランスで保たれた力作!!
限定盤に付属するDVDには25分ほどのメイキングシーンが収録されている(NTSC、リージョンALL)。