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『The Art of Maurice Sendak』はただもう素晴らしいとしか言いようがない。この分厚い本には、アメリカで最も子どもに愛されているアーティストの手によるイラストが、フルカラーで、あるいはモノクロで、次から次へと惜しげもなく披露されている。時代に左右されず人々を魅了する『Where the Wild Things Are』(邦題『かいじゅうたちのいるところ』)で有名なモーリス・センダックは、いつでもその独創的で非凡な才能で楽しみと驚きを与えてくれる。まさに天賦の才だ。
本書はまず、1940年代の初期の作品を高く評価している。そこには、人間の繊細さを描こうとする情熱と、強烈なユーモアのセンスが映し出されている。1947年につくられた「物理」の分厚い教科書でさえ、センダックの持ち味は損なわれていない。原子や分子や連鎖反応を語るのに、人々にジャイブを踊らせ、スウィングさせているのだ。常に芸術の冒険家であるセンダックは、さまざまな形式を試みている。おとぎ話風にペンとインクで描いた『Higglety Pigglety Pop!』(邦題『ふふふん へへへん ぽん!――もっといいこときっとある』)あり、美しい水彩画で彩られた『Mr. Rabbit and the Lovely Present』(邦題『うさぎさんてつだってほしいの』)あり。また、本書のそこかしこには、一味違ったセンダックの宝物が転がっている―― 母親や姉のエキゾチックな肖像画がささっとスケッチされていたり、『Where the Wild Things Are』の最初のドローイングが掲載されているのだ。さらにうれしいことに、3点の大判の折り込みページまである。
文章は、これぞお手本と呼びたいほど見事である。センダックと親しいセルマ・G・レインズは本書を書くにあたって、インタビュー、会話、広範なリサーチを行っており、モーリス・センダックの独特な世界―― ファンタジーと驚きの世界、大人が子どもになれる、永遠に子どもでいられる場所―― へと私たちをいざなう。
内容説明
A book which contains many images of the well-known author/illustrator in the United States, Maurice Sendak. He is perhaps best known as the man who encouraged timid children (and parents) to venture "Where the Wild Things Are", who revealed what goes on "In the Night Kitchen" and who proclaimed the unsung virtues of "Chicken Soup with Rice". This book contains early sketches, ideas that were never developed and penned fantasies created while listening to music. There is also an accompanying personal account of the artist's life.