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モーリス・センダックは、児童文学の世界で最も称賛を集めているアーティストの1人だ。彼は、幻想と想像の世界を表情豊かに描き出す独特のイラストで、国際アンデルセン賞やコルデコット賞、もっとも新しいところでは、2003年度リンドグレーン記念児童文学賞を受賞している。この本は、先に出されたセルマ・レインズの記念すべきモノグラフ『The Art of Maurice Sendak』(邦題『センダックの世界』)の終わりの部分を起点とし、1980年から現在にいたるセンダックの人生と業績を追っている。その20年は、子どもの絵本というジャンルの内外にわたる数々のプロジェクトで埋め尽くされている。驚くべき構成のこの本は、子どもの絵本や大人向けの本の表紙、ポスター、CDのジャケットはもちろん、オペラやバレエ、舞台美術のための下絵や最終稿を含む何百という数のセンダックの優れたイラストであふれている。
センダックの友人であり、ピューリツァー賞受賞歴のある脚本家トニー・クシュナーによる補足的なエッセイには、近親者から見たセンダックの姿が書かれている。内輪の人間の視点から、クシュナーは、センダックの仕事を年代順に総括するにとどまらず、彼が秀でた作家兼アーティストであることを読者に認識させたうえで、彼の業績を再評価させ、さらに、1人の人間としての彼の姿を読者に伝えている。この研究書を読めば、多方面にわたって才能を発揮し、創作活動に関して言えば、今日もっとも創造力に富んだ貴重な存在の1人であるこのアーティストに対して、さらなる理解と正しい認識を深めることができるだろう。
内容説明
Maurice Sendak ranks as one of the best known and loved children's book artists in the USA, and has been awarded both the Hans Christian Andersen Medal and the Caldecott Medal. This volume picks up where Selma Lanes' monograph of his work "The Art of Maurice Sendak", published in 1980, leaves off, tracing Sendak's life and work from 1980 to 2003. An extended essay by playwright Tony Kushner, a long-time friend of Sendak's provides an intimate view of the artist. Kushner not only gives a chronological overview of Sendak's work, but also allows us to see him as an accomplished author and artist redefining his legacy, and as a man coming to terms with himself.