テクニカル系ギターファンの間で話題になっていたバカテクトリオ「The Aristocrats」による1stです。2011年リリース。メンバーはBryan Beller(bass)、Guthrie Govan(guitar)、Marco Minnemann(drums)というこの手の音楽が好きな人にとってはポンと膝を打つこと間違いなしのメンツです。どうやらこの3人で2011年7月に来日していたようで、秋葉原でのライブは盛況だったと聞きます。
Bryan BellerはSteve VaiやDweezil ZappaなどZappa系列ミュージシャンとの共演が多く、すでに3枚のリーダー作をリリースしているとか。Guthrie GovanはASIAの「AURA」にセッション参加したり、ユニット「GPS」で来日を果たしている超絶系ギタリスト。リーダー作「Erotic Cakes」で目の覚めるような素晴らしいプレイを披露しています。ドイツ出身の打楽器奏者Marco MinnemannはTerry Bozzio、Chad Wackermanとの共演やEddie Jobsonのプロジェクト「UKZ」、そして今年来日して話題を呼んだ「UK Reunion」などに参加するなど、当代きっての売れっ子ミュージシャンです。アクロバティックかつテクニカルなプレイが身上です。
購入から何回も聴き直しているのですが、これが迫力満点!ほとんどスタジオワークが加わっていない(と思われる)スタジオライブ形式で、3者によるガチンコ勝負が展開されています。たとえて言うならばScott Hendersonが仕組んだVirgil DonatiとのスタジオライブやSteve Smith、Victor Wootenとのトリオ作「Vital Tech Tone 1」「Vital Tech Tone 2」に近いものを感じさせますね。ただ、これは無理筋かもしれませんが、スコヘンさんのようなアメリカ人トリオよりも欧州系トリオのほうが、聴こえてくる音にも心なしか湿感が感じられます。