俗に呼称される「ハナモゲラ語」での創作。
同名原作のPS2用ゲームソフトの主題歌「sign」も同様の創作手法であったが、前作は全体的に、ある種試行錯誤な感じがしないでもなかった。
昔からだが、一度試した手法は必ず昇華させる平沢創作、今作でもそれはいかん無く発揮されている。
言語回しが秀逸。「sign」より、よりメロディアスに仕上がっており、不自然さも無く聴き入るうちに不思議と、歌唱と音階が合ってくる。
音楽性では、アルバム「点呼する惑星」でシンフォニックな手法を取り入れ新機軸を展開したが、今作はその完成形態と言える。
「sign」では、原作では魔法が解禁されたこともあってゲームもそのあたりの話をゲーム化したという経緯も加味され、ハナモゲラ語も含め極めて西洋寓話的、原作で言うところのクリフォトに迷い込んだかのような魔術・呪術的要素を盛り込んだ作風であった。
又テレビシリーズのテーマソングは黄金時代まっただ中の鷹の団のテーマソングともいうべき作品。
(他には、DC版ゲームソフトでは黒ガッツのテーマソングもある。これも秀逸。)
今作は、今までのとは違い、世界観重視・・・ベルセルク初期の表裏「戦国乱世(現実世界)」と、垣間見せる「魔(幻想世界)」の協奏が見事に演出されていると言っても良いかも知れない。流石にこのあたりは、原作者から絶大なる信頼を得ているからこそ成し得る業なのだろう。
パッケージングはせめてリミックスなどが入っていればというところだが・・・。ファンは文句は言うまい笑。
(それにしても、地上波のCMで平沢進のハナモゲラ語が茶の間に堂々と流れる様は観ていてケッサクである笑。劇場版3部構成超大作のテーマソングに堂々とハナモゲラしてきた平沢進もケッサクである笑)