カウント・ベイシー(William "Count" Basie、1904年8月21日〜1984年4月26日)は、米国のジャズピアノ奏者、バンドリーダー。グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、デューク・エリントンらと共にスウィングジャズ、ビッグバンドの大御所である。一般的に長い演奏活動を1929年からベイシー楽団を結成した時期、1936年からシカゴからニューヨークに拠点を移しビックバンドで名声を得た時期、1940年後半の第二次世界大戦の不況で解散、1951年に再度ビックバンドを結成、ヴァーブと契約し強力な新メンバーで不動のものとした時期に分けられる。日本への来日も1963年から1983年までと8回を数え揺るぎないファン層を確立した。アルバムは1955年7月と1956年1月録音のヴァーブ盤で、タイトルの「April In Paris」を冒頭に円熟のベイシー・サウンドのヒット曲を堪能できる。特に名実ともに十八番(オハコ)になった「April In Paris」のエンディング部分にコーダ風に繰り返す呼びかけ「One More Time!」と更にもう一丁の「Let's Try, One More Once!」で、このアルバムの価値は最高のものとなった。
(青木高見)