Jaheimの5作目となる"Another Round"。
Ghetto三部作から、Atlanticへの移籍後発表された"Makings Of A Man"と、どれも素晴らしい作品であったけれど、個人的に今作は更にそれを上回るアルバムだと感じている。
過去の作品に比べると大分音源も洗練されてきたけれど、決してJaheimらしいソウルのテイストは失われる事なく、存分に活かされているように思う。
アルバム全体の完成度も高く、非常に心地良く聴けた一枚だった。
まず、シングルカットされ、このアルバムのオープニングナンバーとなる"Ain't Leavin Without You"には衝撃を受けた。
De La Soulの"Ring Ring Ring (Ha Ha Hey)"を大胆にサンプリングし、スピード感のあるかっこいいFunkソングに仕上がっている。
続く"Finding My Way Back"はIsley Brothersを匂わすような、甘いメロウな歌声が非常に印象的。
そして、4曲目のゴスペル調のバラードソング"Till It Happens To You"。
ラストのコーラス部の叫ぶようなフェイクは、心をとても揺り動かされてしまった。
他にもどの曲にもそれぞれ色があり、Jaheimの素晴らしい歌声を堪能できる充実したアルバムだと思う。
時代が変わろうと、いつ聴いても良い音楽っていうのはこういう作品の事を言うのではないかと思う。
そして、やはりJaheim独特のこの温かみのあるソウルフルな声は、本当に素晴らしいなと改めて思った。