北欧フィンランドが生んだ4人組(のちに5人編成に)ハードロックバンド「Nightwish」が1997年に発表したデビューアルバムです。日本ではそれほど知られていない彼らですが、ヨーロッパでの人気は凄まじいものがあるそうで、母国フィンランドでは国民的バンドとして絶大な人気を誇っているそうです。
基本的にはリーダーのツォーマスが操る鍵盤楽器が作り出すシンフォニックで壮大な世界をベースになっています。そこにエムプによるエッジが効いたギターリフ、そしてバンドの表看板・ターヤ嬢のクラシック音楽に裏づけられた圧倒的な歌唱が絡んできて、類まれな疾走感を生み出しています。それでいて、決して大仰にならずコンパクトでキャッチーな楽曲は、彼らのセンスの良さを感じさせます。After ForeverやWithin Temptationなどのフィーメール系ゴシックメタル、Evanescenceなどのファンは、まず一聴の価値が十分ありです。
後の作品と比べてしますと、アレンジもシンプルで荒削りの部分もありますが、それを補って余りあるポテンシャルの高さには目を見張るものがあります。国内盤には未発表曲4曲(うち2曲はライブ)がボーナストラックとして追加されているので大変お得です。