3話は作品の中で大きな意味を持ってくる回でしょう。
岩沢の消失によって消えるための条件の一つが明らかになった訳ですね。
親友的ポジションの日向は最後まで消えないだろうという予想を裏切って消失フラグを立て、それをへし折る発想はなかなかよかったと思います。
詰めすぎて話の流れが強引になってしまうのは1クールのオリジナルアニメ故……と、割り切っておきましょう(笑
そういえば、4話のOPで岩沢のギターが置いてある横の壁に、「鎮魂歌」と書かれた額がかかっています。
このことから「My Song」は岩沢にとってのレクイエムだった事がよりはっきりしますね。
こういった細かい演出が憎いです。
1話、2話ははっきり言って非常に「入りにくい」という印象が強かったのですが、話数が進むごとに面白さを増していきます。
他の方の評価を見ると、どこかで見たようなキャラクター、視聴者に理解を強いる、「死」が軽く扱われすぎている、などの評価が多く見られました。
どんな作品にも言える事ですが、正直キャラクターに関してはネタ切れ状態です。俗にギャルゲー、萌アニメなどと呼ばれるものがブームになり、ライトノベルも新作がどんどん発行される中で、他に類を見ない全く新しいキャラクターを生み出す事はかなり難しくなっているでしょう。
そして、最近のキャラクターを見るとどうも狙いすぎですね。どんな作品にも言える事ですが、ツンデレや素直クールなど性格がテンプレ状態です。キャラクターの多様性を求めるのは結構ですが、単純に人気が出たキャラクターのいいところをとっても所謂二番煎じ感が強く出てしまうだけです。
視聴者に理解を強いるという意見には賛同します。私はそういった作品も好きなので問題ないのですが、もっと分かりやすい方がいいと言う方も多いと思います。
1話でOP無くいきなり音無が目覚めるシーンから始まり、説明されながらどんどん進んでいくのは、主人公である音無と視聴者の立場が同じである事を表していますね。だから音無同様、視聴者も訳が分からなくて困惑するのです。小説などの演出としては悪くないのですが、アニメとしてはあまりよくないと思います。
「死」が軽く扱われているという事に関しては、全くその通りです。すぐに登場キャラクターが死にます。そしてすぐに生き返る。
しかしこの軽さは、ある意味SSSそのものを表しているとは考えられないでしょうか?
「死ぬ事」で簡単に壊れて失われてしまう命を、「生き返る事」でそれに抗うという意味を持っているのではないかと感じました。
長々と失礼しました。アニメなんて面白いと思ったら見て、つまらないと思ったら所詮それまでですが、好きな作品はたくさんの人に愛されて欲しいものですね。