登録情報
|
気が遠くなるようなスタジオワークによるサウンドコラージュをふんだんに使用した、他には類の無い不思議なサウンドが存分に味わえる。なにしろシンセサイザー以前の時代であり、電子音響でもない、手作りのサウンドが山盛りである。もっともそれだけのことだったなら、69年に作成されたこのアルバムが現在でも色あせずに残ることはなかっただろう。
素晴らしいのは、イマジネーション溢れるサウンドコラージュを、見事にポップソングとして成立させているセンスと、決して上手ではないが雰囲気にはまっている男女のボーカル、そしてそれらが一体となった時に生まれる、美しさと不気味さがないまぜになった音空間である。
中心人物のデビッド・ヴォーハウスは、後にソロシンセによる「White Noise 2」を74年に発表する。その後88年「White Noise III」、90年「White Noise IV」、2000年に「White Noise V」とゆったりしたペースで作品を発表し続けているが、1stアルバムが到達した、希有な音響空間は今でも唯一無二のものである。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|