相変わらずAmos Garrettと云うミュージシャンはマイペースに我が道を歩んでいる。
我が国では何年も新しい音源が届かないとファンをやきもきさせておいて、本国では突然こんな作品をリリースしている。
今回は初の全曲アコースティック・ギター作品。
猫も杓子もが飛び付いた例のUnpluggedブームが終息してから幾久しく経った今、漸く重い腰を上げたのだろうか?
いつものテレキャスター・サウンドを期待する向きには少々寂しかろうが、これは紛れもなくエイモス・ワールドの現在形だ。
例の独特なヴォーカルは勿論の事、そのギタープレイは相変わらずのテイストに溢れている。
ウィットに富んだ「Sam's Song」や「Judgement Day」そして「I Hate Myself」をはじめ、ギタープレイで面目躍如の「Perfume and Tobacco」などが素晴らしい。
またファンには既にお馴染の「Hong Kong Blues」や「Grasshoppers in My Pillow」も趣を異にしていて面白い。
決してパンチは利いていないが、何処を切ってもエイモス節が満載のファン必携の一枚だろう。
「別にそんなに売れても売れなくても構わないさ、飲み代と釣り餌代が稼げればOK!」と本人は決して言っていないかも知れないが…。
『いえいえエイモス爺、あなたの老後は我々が印税を払って面倒みますのでとにかく新作を届続けて下さいませ!』