マイク・ウエストブルック・オーケストラに在籍していたキース・ロウ,
スキッフルからジャズに移行したエディ・プレヴォスト、
シュトックハウゼンの助手だったコーネリアス・カーデュー、
サックス奏者ルー・ゲアよって結成されたフリー・インプロヴィゼーション・グループAMM。今をときめく音響派といわれる潮流の、元祖の一つ。(AMMというグループ名は、「冒険
的音楽活動」を意味するラテン語の頭文字に由来する。
ファーストアルバム「AMMmusic.」は66年作。
フリー・ジャズにとどまらず、実験色の強い独自の音響世界を構築し、
トランジスター・ラジオ、擦弦楽器、打楽器、サックス、ピアノなどでジャンクかつ荘厳な世界観のサウンドを展開。
彼らは ピンク・フロイドとも共演したらしいが、
同時期に勃興していたヨーロッパの即興音楽シー
ンに先駆する存在であり、デレク・ベイリー(g)を中心とする「カンパニー」や、
リチャード・タイテルバウム(p)の提唱による「ムジカ・エレットロニカ・ヴィ
ヴァ」などの即興/現代音楽のユニットにも大きな影響を与えたとも言われる。
ちなみにキース・ロウは、哲学はグルジェフ、アートはキュビズムから影響を強く受けたらしい・・・。
「AMMの演奏には始めも終わりも無い。演奏から出たサウンドは、個人の知覚によってのみ(他のサウンドから)区別される」(ブックレットから)