アート・ブレイキーのリーダー作にして、ハード・バップ誕生を記録した歴史的価値のある名盤『A Night At Birdland Vol.1&Vol.2』に参加し、その後ブルーノート・レーベルを代表するアルト・サックス奏者となったルー・ドナルドソン。
そんなドナルドソンは、後にファンキー路線へとシフトし、多くのオルガン奏者と共演をして、ソウル・ジャズ/ジャズ・ファンクの名盤を何枚か残している。
そんな時期のファンキーなドナルドソンの代表作といえばまずこれだろう。
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Lou Donaldson 『Alligator Bogaloo』
1. Alligator Boogaloo
2. One Cylinder
3. Thang
4. Aw Shucks!
5. Rev. Moses
6. I Want a Little Girl
Lou Donaldson (as)
George Benson (g)
Lonnie Smith (org)
Leo Morris (ds)
Melvin Lastie (cor)
BN:4263
Recorded on April 7, 1967
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本盤はジャズ・ファンクの名盤として取り上げられることが多く、
クラブ・ジャズ世代にもマストなアイテムだが、実はそんなにファンク一辺倒なわけではない。
#1こそジャズ・ファンクな曲調ではあるが、それでもファンクそのものというよりもソウルフルなノリだと思う。
それに#2なんかは、古典的なジャズ・ブルースだし、
続くドナルドソンのオリジナル#3なんかは結構スウィンギーな曲でまるで'40年代のビッグ・バンド時代に演奏されていてもおかしくない曲調。
まぁそれもそのはず!?
ドナルドソンのキャリアは'50年代に入ってまもない頃に始ったんですからね。
そして#4はロニー・スミスのオルガンの倍音がかっこいいミディアムテンポの心地良い曲♪
ドナルドソンの鼻歌のような心地良いサックスも絶好調♪
ロニー・スミスとジョージ・ベンソンといえば、このアルバムの前年にベンソンのコロンビア初期の名作2枚でロニー・キューバーを含むカルテットで録音をしている仲良し組み。元々ベンソンは、ブラザー・ジャック・マクダフに見出されて本格的にジャズの世界に足を踏み入れたんだから、オルガンとの相性が悪いわけがない!
そんなわけでこの後もベンソンとロニー・スミスは何度か共演をしています。#2ではちょっと単調なオルガン・プレイなんですがかえってそれまでもが
まるでヴードゥーの儀式のような呪術的なグルーヴに変えてしまうロニー・スミスはとんでもないソウルフル・オルガン奏者です。そして#5でジョージ・ベンソンが大活躍♪ その卓越したギター・ソロもすごいんですが、ベンソンのすごいのはそれだけではなくコンピングのキレも素晴らしいンですよね。スウィングしてます♪
そしてその上でロニー・スミスのオルガンが燃え上がり
ドナルドソンが親しみやすいメロディーを奏でる♪
こりゃ〜楽しい♪
最後の#6は、ドナルドソンの甘いサックス・ソロが聴けるスロー・バラード。
これまたベンソンのとろけるような甘ぁ〜いコンピングが最高♪
ロニー・スミスもオルガン特有のホーリーな音を鳴らしています♪
ちなみにドラムのレオ・モリスとは、その後アイドリス・ムハマッドと改名するジャズ・ファンクにはかかせないドラマーです。
それもこのアルバムに参加したことが大きかったんでしょうね。 とてもよいアルバムだと思います。
当時長らくブルー・ノートを離れていたドナルドソンが
久々に古巣に戻っての大ヒット・アルバム。
ブルー・ノートではリー・モーガンの『Sidewinder』と並ぶベスト・セラー・アルバムです。