「ビィ・ヒア・ナウ」からのシングルカット第2弾。
発売当時は来日記念盤の扱いだったものの、1998年になってからのライブでは演奏リストから外されていたため、何となく宙ぶらりんな存在になってしまった(でも本国では見事チャート1位)。
この「オール・アラウンド・ザ・ワールド」という曲自体は、デビュー前には完成しており断片的ではあるが1992年のリハーサル映像が残っている。
アコギのストロークから始まってリアムが歌い始める所は「ホワットエヴァー」を連想させるが、メロディーは「ホワットエヴァー」と同レベルに素晴らしく、キーがどんどん上がっていくのも解放感を演出していて実に良い。
が、詰め込み過ぎの音作りが全てを台無しにしてしまったと思う。効果的なビートルズ風ホーンがあるのに、なぜギターやハーモニカを執拗に何層にも重ねるかなー?と聴きながらいつも感じる。
曲が長いのはこの曲の場合、必然的だとしても(シングルにしては長いが)、音づくりだけはもっとシンプルなものにしてほしかった。
メロディーの良さがサウンドの厚化粧さで完全に埋もれてしまった残念な名曲。